講演・研修

さまざまな講師の方をお招きして、講演やセミナー、研修を主催、または関係団体と共催しています。

第1回~第3回労働者福祉講座(2021年)

第1回労働者福祉講座は、2021年7月14日に「労働者自主福祉運動の理念と歴史について」のテーマで開催しました。講師は中央労福協講師団講師の山本 幸司氏にお願いし、講演では①何を目的にどういう理念で労福協は出来たのか、②福祉は1つという基本理念、③企業内労使関係に止まらず職場・地域で生活に根差した社会運動、自主福祉事業の展開などが話されました。

第2回労働者福祉講座は、2021年7月22日に「~高利貸し・闇金から組合員を守れ~ 高金利ロ-ンとろうきんの闘いの歴史」のテ-マで開催しました。講師は中央労働金庫栃木県本部・向田 聡史氏にお願いしました。講演では、①高利貸しからの解放を求めて(1950年代のろうきん運動の始まり)、②サラ金問題の解決に向けて(1983年~2006年)など話されました。

第3回労働者福祉講座は、2021年9月15日に「労働者自主福祉運動と共済」のテーマで開催しました。講師はこくみん共済coop栃木推進本部・人見 哲樹氏にお願いしました。講演では①労働者共済の始まり、②被災者生活再建支援法の制定運動の展開台風・地震への備え 過去の災害事例から学ぶ~など話されました。   

第4回労働者福祉講座(2022年)

第4回労働者福祉講座は、2022年2月22日に「職場のハラスメント防止と対策」(セクハラ・マタハラ・パワハラ・カスハラ)のテーマで開催しました。講師は法政大学山本 圭子氏にお願いしました。講演では①職場におけるハラスメント等の実態、②ハラスメント防止のための取り組むべき対策ハラスメントがもたらす法的責任、④事業主が講ずべき措置等、③労働組合の取り組みなど詳しく説明していただくとともに、企業全体でハラスメントのない職場をどう作っていくのか、そのための取り組みが重要であると話されました。   

第5回労働者福祉講座(2022年)

第5回労働者福祉講座は、2022年3月8日に「労働組合における共済推進とは」のテーマで開催しました。講師は株式会社FPユニオンLaboの八木澤 浩司氏にお願いしました。講演では①私が書記だった時の労働運動に対する悩み、②FPから見た団体生命の強みとはFPから見たマイカ-共済の特徴、④労働組合が共済を推進する意義は、など詳しく説明されました。特に、共済推進はみんなが加入することで万一の時に仲間が困らないようにする助け合いであり、良いものを伝える活動として広めていくことが重要と話されました。   

第6回労働者福祉講座(2022年)

第6回労働者福祉講座は、2022年4月27日に「老後資金は誰のもの? ~組合と歩んだ資産形成の歴史~」のテーマで開催しました。講師は中央労働金庫栃木県本部の向田 聡史氏にお願いしました。講演では①労福協・労働団体と連携した「社内預金」問題の闘い、②会員と一体になった「財形貯蓄」推進の取り組み新たな役割発揮に向けて、など詳しく説明されました。特に、これまでの財形貯蓄やエース預金に加えて、非課税のメリットや投資信託で運用するメリットとリスクを説明しながら、「iDeCo」「つみたてNISA」も組み合せた資産形成について提案していくことが重要と話されました。   

第7回労働者福祉講座(2022年)

第7回労働者福祉講座は、2022年5月18日に「損害賠償補償の考え方」のテーマで開催しました。講師はこくみん共済coop栃木推進本部の星野 巧生氏にお願いしました。講演では①損害補償と生命保障、②損害賠償責任補償とは栃木県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例、④損害賠償責任補償のポイント、⑤東日本大震災・阪神淡路大震災の教訓、⑥共済(保険)の商品としての特殊性などが説明されました。特に、共済(保険)は必要性や問題に気付いていないことが多く、リスクに対する備えとして共済のメリットなどを説明していくことが重要と話されました。  

第8回労働者福祉講座(2022年)

第8回労働者福祉講座は、2022年6月29日に「多重債務に陥らないために ~若年層組合員を多重債務から守るために~」のテーマで開催しました。講師は中央労働金庫栃木県本部の向田 聡史氏にお願いしました。講演では多重債務に陥らないために身に付けておきたい知識として、①キャッシュレス決済の使い過ぎに注意、②クレジットの分割・後払いは借金と同じ、③キャッシング・リボ払いは高い金利がかかる、など詳しく説明されました。そして、高金利から身を守るためにも、普段から計画的な貯蓄と低金利なカ-ドロ-ンの保有よって、急にお金が必要になる状況に対応できるよう検討してもらいたいと説明されました。また、既に高金利なロ-ンを利用している場合、借換えという方法により返済期間を短くしたり支払利息を減らせることから、労金に相談してもらいたいと話されました。   

連合栃木総研2021年度セミナ-(栃木県労福協共催)

2021年度セミナ-は、6月11日に宇都宮市・パルティにおいて『協同労働による仕事おこし・地域づくり』と題して、講師に山本 幸司氏(日労協連副理事長/中央労福協講師団)、小白井 加代子氏(ワ-カ-ズコ-プセンタ-事業団北関東事業本部長 )、吉川 未知氏(ワ-カ-ズコ-プセンタ-事業団宇都宮地域福祉事業所長)の3名を招いて開催されました。講演では「労働者協同組合法の概要・特徴、成立の意義について」をテーマに山本氏から、①労働者保護法制、②持続可能な活力ある地域社会の実現に資する事業を推進する非営利の事業組織(協同組合)、③協同労働という働き方、の三層構造からなる労働者協同組合法について詳しく話されました。また、「ワ-カ-ズコ-プの取り組み」をテ-マに 小白井氏、吉川氏から、栃木県内の協同労働で働く各現場の事業内容や運営状況などが話されました。その後、質疑・意見交換を行い終了しました。

連合栃木総研2022年度合同講演会(栃木県労福協共催)

2022年度合同講演会は、6月16日に宇都宮市・コンセ-レにおいて『ヤングケアラ-の現状と課題』と題して、講師に仲田 海人氏(那須塩原市ヤングケアラ-協会、作業療法士)を招いて開催されました。講演はリモートにより行われ講師の仲田氏から、①自身がヤングケアラ-を体験してきた状況等、②国のヤングケアラ-調査が示したもの、③ヤングケアラ-の子どもたちができていないこと、④那須塩原市ヤングケアラ-協議会での取り組み、⑤栃木県も令和4年度に県全域で調査を開始、など詳しく話されました。ヤングケアラ-は、家庭内のデリケ-トな問題であることから表面化しにくいことや、当事者のSOSが周囲の人に届きにくい課題があり、ケアラ-寄り添った地域づくりが重要であると話されました。その後、質疑が行われました。また、合同講演会は「那須町ケアラ-支援条例」の制定に関わった那須町議会議員の室井 高男氏、同じく竹原 亜生氏から、条例の制定に向けた経緯等、ケアラ-支援条例に基づく取り組み状況などが話されました。その後、質疑を行い終了しました。

国際交流

中国浙江省総工会との友好交流は、2018年10月30日から11月3日まで栃木県労福協第12次訪中団(5名)を派遣し、浙江省を訪問してきました。浙江省総工会・浙江省総工会幹部学校・東芝水電設(杭州)有限公司など訪問した先々において温かい歓迎をしていただき、意見交換をはじめ、文化や歴史にも触れることができ、大変有意義なものとなりました。

 第13次中国浙江省総工会訪日団については、2020年3月23日~27日の受け入れ準備を進めてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の状況等から延期しました。
延期後の浙江省総工会の訪日については、新型コロナウイルスの感染が終息後、時期を見て浙江省総工会と日程等の相談をすることとします。